そばは国境を超える? |
午前・午後各回とも色々な所から、ご参加です。
その中で、普段はタイに住んでいて、他の用事とあわせて帰国中なので、受講した
との方もいました。
(お申込も、タイで当方HPをご覧になってされたそうです)
聞くと、退職後タイに住むようになり、彼の地でも日本人は多く、
そばを打ちたいと考えたところ材料は、何とか有あわせの物が手に入るものの、
本などを見ながら打っても、短く切れて繋がらないとのことでした。
そこで、一念発起してこの機会に講座に参加して、技術を習得してまたタイで
そばを打って見ようとのことでした。
拝見すると、確かに経験の成果は見られ、かなりの腕前です。
色々お聞きすると、やはり材料の問題と、水回しの要領が課題のようでした。
タイで入手したそば粉も見せて頂きましたが、確かに粗めでちょっと普通に打ったら、
繋がりにくい感じの粉でした。
(工夫次第で打てる技術はあるので、大よそのやり方はお教えしましたが)
いずれにせよ、今回の講習で技術のマスターをしていってほしいものです。
また、日本在住の方ですが、ブラジルにお知り合いがいて、向こうでそばを打って
上げたいという方もご参加でした。
ネットの影響力と、本当にそばの世界もグローバル化したと感じます。
そばは穀物として、世界各国で栽培され、食されています。
それでも、日本のような繊細な技術を用いた麺にする文化は比較的少ないものです。
多くは実のまま調理したり、パンやクレープ等々の料理材料です。
是非、日本の「そば切り」を世界に広めていって欲しいと思います。