そばは人を繋ぐ―道具も人を繋ぐ |
ご存知の方も多いと思いますが、一茶庵創業者―片倉康雄考案の
「寄木の木口まな板」です。
プロとしては、是非使いたい道具の一つです。
切った包丁の当たりが、いわゆる普通の板目のまな板とは、格段に違います。
耐久性も、抜群です。
勿論、当方教室ではこのタイプを使用しています。
(最近は、安価な類似品が出ていますが、これは造りが全く違います)
最近、あるお店からこのまな板の修理依頼が来ました。
出身店ではありません。
(全く今回の件とは関係なく、評判を聞いて、知人と伺った事があり、これも
奇遇だと感じています)
事情を聞いてみると、相当昔の教室出身店の方(残念ながらお亡くなりになりました)
から、譲り受けた物だそうです。
元々の持ち主は、東京で、時折マスコミにも紹介されるお店のご店主でしたが、
その方からのご縁で繫がった、今回の依頼です。
従って、当方から直接ご購入頂いた訳では無いのですが、履歴がはっきりしているので、
出来る限り、ご協力はしたいと思っています。
(もうご購入からは20年以上経っているので、修理も多少は必要になったのでしょう)
今回は「道具」が人を繋いでくれたご縁です。