機材の選定 |
写真は教室の石臼ですが、そばに関する機械、機材も結構大から小まで色々あります。
勿論、必ずしも絶対に必要かどうかはお店や店主の判断によります。
石臼は、無くても良質の材料が入手できるルートがあれば、必須ではないでしょう。
ただ、やはり一部でも自分で挽いた粉を使いたいという方には、必需品といえるでしょう。
そば釜なども必需品ですが、最近複数の開業予定者からご相談を受けています。
予算との関係もあり、どのような物を導入すべきかは判断に時間が掛かるかもしれません。
その他そば屋で使う機材は、どこまで揃えるか、検討すべき点も多いものです。
そば道具は必須ですが、鰹節削り器等その他は教室では一番良いものがどういった
レベルなのか知ってもらうために使用していますが、実際は全てのお店で
導入できるかは、考えどころです。
こういった機材、機械、道具類の導入で注意して欲しいのは、「能力」です。
端的にいえば、高価な物は性能もよく、耐久性にも優れています。
安価な物は、その逆です。
異論は承知ですが、あえて書いておきたいのは、安価な物を導入して逆に活用できない
という例が、結構多いからです。
道具も同じで、包丁などは最たるものでステンレス製の物や、
鍛造品でも安価な物は1年も経たない内に
お店で使っていると「へたって」きます。
そのたびに「研ぎ」をしているお店も在りますが、結局は費用が嵩んでしまいます。
導入時には多少価格が高くても、結局は安く付くというものはそば以外の物と同じです。
予算との調整は必要ですから、一概にベストの物を求めるのは難しいのですが、
メリハリをつけてよく検討する必要があるでしょう。
中古品の市場も広がり、厨房機器で支障の無い物はそういったもので手配するのも
一考でしょう。