お店での写真撮影-あっという間にネットで広がる時代 |
最近もありましたが、当方元町一茶庵のそばが、ネットに公開されました。
ブログ、ツイッター、フェイスブック、グルメサイトと、こうした「紹介」
は枚挙にいとまがありません。
私ぐらいの歳になると、隔世の感があります。
昔は実際に店へ行って見るしか、その店の情報はなかなか分からなかったものです。
勿論、本や雑誌などのマスコミ媒体への掲載は昔からありましたから、
店のそばや料理の写真を見てはいましたが、それはあくまで「取材」した
もので、「匿名」の方が撮るものとは、意味が違います。
(フェイスブックなどでは記名の物もあります)
いずれにせよ功罪色々だと思います。
お店のPRにつながる面も否定はしません。
SNSをはじめとするネットの伝達速度の速さは驚異的です。
但し、その内容や添えるコメントによって必ずしもお店の価値が伝わらない事も
時にあります。
お店を経営する者としては、そばや料理が一期一会であり、そのときの出来具合、
見栄えなど言い訳は利かないと思っています。
従って、紹介された写真はイコール「お店」と思ったほうが良いでしょう。
ただ、稀に写り易いように器の向きを変えたり、「アレンジ」されると?です。
写真を撮る事をお断りしている店もあるようです。
これはお店の真価が伝わらない、と言う事もありますが、むしろ店内での
他のお客様への配慮から、の事が多いようです。
私も先般ここで紹介したように出身者の店で写真を撮ることもあります。
勿論、ご店主にお断りしてからですが・・・。
それでも、私の拙い「腕」でそばや、料理の真価が伝わるか、不安は持っています。
また、私は他のお客様がいらっっしゃる場合は店内での「撮影」
はしないようにしています。
やはり、突然フラッシュがたかれたり、音がしたりすると、不快感を持たれる
場合もあるからです。
ただ、上のようなコンパクトデジカメのみならず、今は携帯、スマホと撮影ツールは
手軽で便利になっています。
この流れは止まらないでしょう。
お店の側としては、ある意味割り切るか、支障のない範囲で店の考え方を伝える
工夫がこれからは必要になってくるのだと思います。