「大きくしない」ことの価値 |
ラジオである税理士が話していたこと。
「今の時代は、事業や商売の規模を拡大しない方が良い」という趣旨の話をしていました。
ボリュームよりは「質」を重視するということで、提供、販売する物の品質を高めて
量を求めない、また、人員規模も働く人が遣り甲斐、無理をしない規模に留める
という意味だという事です。
これは、そば屋だけでなく「個店」を営む事業者全てに言えることでしょう。
先日書いた「フルーツ生ゼリー」のお店に象徴されるように、量を求める弊害
規模拡大に伴う、人の無理、資金の無理などが、今の時代は将来的にも重荷に
なる可能性があるということも指摘しされていました。
日本は少子高齢化の時代です。
大きな店や量を売る店を運営していくには、コストが継続的にかかります。
維持できる体力があれば別ですが、経費的にも「軽め」にしておいた方が
安全なのは間違いないでしょう。
かといって、何もしなければ、経済状況は活性化しません。
また、長寿、高齢化の時代でもあります。
「生きがい」を何に求めるかも重要です。
そば屋ではありませんが、最近退職後に事業を始めた知り合いもいます。
頑張って好きな仕事に打ちこむ様子は、素晴らしいものです。
身の丈で、事業や商売を考える、事が今まで以上に大切な時代に変わりつつあるのは
確実に感じます。