お店のルールづくり・オープンは焦らずに・・・ |
昨夜は、開店準備中のお店へ伺ってきました。
いわゆるレセプション・お披露目=プレオープンという開店前の一大イベント
です。
お知り合いや、建築業者、親戚、近隣の方などをお招きして実際に「モノを作って出す」
という「トレーニング」です。
ここで、検討課題が様々出てきますから、これを再検討して本オープンを迎えるという
流れになります。
メニューの再考、ルールの再考等々様々な課題が出てくるのが普通です。
しかし、昨夜のお店はその前提条件となるお店のルールなどが未整備で、来店から
注文の取り方、厨房への通し方、提供の仕方など、まだまだ基盤になるルールが
決まっていない状態でした。
この状態で開店しても、お客様にご迷惑をかけてしまいます。
また、そばの茹で方など基本的な作業も店の機器を使いこなせておらず、
ベストな状態での提供の仕方が把握できていない現状で、これでは、
数日後の開店は無理と判断して
夜中までご店主と話し合いをしてきました。
ご店主も、実際に「から回り」している店の状態は、把握しているようで、納得してくれました。
やはり、初めての商売で、多くの課題を前に進める順序が把握できていないようでした。
開店は2週間程度延期して、ルールとお店の整備から再び取り掛かってもらうことに
しました。
ただし、たとえ2週間開店が延びたとしても、ここからきちんと準備を再構築すれば
その分は十分取り返せます。
開店すれば、いわば「赤の他人」がお客様です。
シビアな見方をされるのが普通です。
この段階でも、「お客様」目線で、すべてをとらえてみることです。
一歩立ち止まって「考える」時間も必要です。