お店が完成→開店まで |
新規開業の方には、お店を開くにあたって多くのするべきこと、があります。
物件がみつかり、工事がスタートし、お店が出来上がりつつある様子を見ていると
「ひと段落」という気持ちになることもあります。
しかし、ここからが準備の正念場です。
大まかには
工事完成→検査・引渡し→備品等搬入・設置→トレーニング→お披露目→開店
といったスケジュールになります。
いわば、「ハコ」が出来たあとに、この中に入れるモノの手配、人の手配などを行い
トレーニングを進める流れです。
特に大事なことは開店までの間に、充分な「トレーニング」をする
時間をつくらなければなりません。
主には予定しているメニューの品目を作って出す。
さらにサービス=接客のトレーニングも当然必要です。
これを繰り返し、改善を加えて実際の営業に支障がないように調整していきます。
しかし、工事が完成し、店を使えるようになってもすぐに
こうしたトレーニングが出来るわけではありません。
備品、什器を入れて収納する。
足りないものなどを買い足す等々思いのほか、時間がかかります。
トレーニングが出来ない焦り、開店日はおおよそ決めているケースが多いものです。
また、最終トレーニングとして「お披露目(レセプション)」の日程も決まっている
ことがあります。
従って、工事の日程が明らかになった時点で余裕を持ったスケジュール組みが
重要になります。
予定しているアルバイト、パートなどもトレーニングに入ってもらうためには
限られた日数では難しいものです。
但し、余裕を持ちすぎて「このお店は工事が完成したようだけど、なかなか開店しないなあ」
と周囲の方から思われ過ぎてもいけません。
また、いかにトレーニングが大事といっても自信がないから2-3か月トレーニングを
してからオープンしよう、というのも「間延び」してしまい、効果的ではありません。
普通は長くても、1か月以内で工事完成から開店まで持っていくべきでしょう。
現在、開店準備をしている方からご相談がありましたが、かなりスケジュール組みが
曖昧で、予定している開店スケジュールも危うい、というケースがありました。
一番大変な時期ではありますが、冷静に状況を判断しながら予定を組んで
準備、トレーニングを進めることが大切です。