温かい蕎麦が美味しい季節 |
暖冬といわれていましたが、ようやく?関東地方でも「寒い」冬になってきました。
先日は当地―横浜でも積雪となり、冬本番といって良いでしょう。
こうした季節に美味しく楽しめるのが温かいそばです。
かけそばは勿論、鴨南、天ぷらそば、玉子とじ、花巻等々元町の一茶庵でも
この季節は特に人気メニューでした。
かけ汁の優しい味と、一層引き立つそばの香りや甘味などは冬のそば屋での
醍醐味といえるかも知れません。
そばつゆはご存じの通り、醤油やみりん、砂糖などを合わせた「返し」とその都度
取る「出汁」を合わせたものです。
「かけ汁」は「飲める」汁ですから、「返し」の比率は低くなります。
従って、「出汁」の特徴や旨味がより目立ちます。
お店を始めたばかりだと、この味の調整に苦労される方も多いようです。
寒い季節でも、そばは、せいろ、もりそばに限る、という方も多いものです。
特に男性にはその傾向が多いように見受けます。
しかしお店での実際は、女性客は寒い時期は、圧倒的に温かいそばを好まれる、
ということがあるように思っています。
教室へ来られる開業志望の方で、時折「せいろ」だけで営業を考えたい
というケースもあります。
ご本人がこうした冬の時期の商売の現実や、女性客の特性などをどう考えるか
次第ですが、長く商売を見てきた者としては、あまりお勧めできません。
改めて、この時期温かいそばを食べてみると、その感覚が理解できると
思うのですが・・・。