江戸ソバリエ・ルシック認定講座 |
先日2月最後の日曜日に神田明神まで行ってきました。
江戸ソバリエ協会が主催する、「ルシック」といわれる上級コースの認定講座で
講師を依頼されたことからです。
前週には、主にソバの生産者や、研究者、農水省など、原料としてのソバへの造詣
の深い方達が招かれていたようです。
私は、「名店」ということで、その末席に加えて頂いたようです。
かんだやぶそばの堀田氏、竹やぶの阿部氏、小松庵の小松氏など
錚々たるメンバーで、受講の方々も興味深々でご参加だったようです。
神田明神地下のホールは結構広く綺麗な会場で約60人ぐらいの受講者や、事務局
関係の方達で、70人以上の方がいらしたようです。
久しぶりにお会いした竹やぶの阿部さんも、相変わらずお元気に鋭い視点で
独特の語り口を披露されていました。
私も、約1時間半ほどでしたが、一茶庵のこと、祖父-片倉康雄のこと、そばのこと
などお話をさせて頂きました。
普段教室でお話ししているよりは、かなり人数も多く、皆さんの反応を見ながら、
時間配分も考えながら、なかなか難しいものでしたが、概ね好評を頂いたようで
ホッとしたというのが、正直なところです。
平成15年からスタートした「江戸ソバリエ認定」事業も10年を過ぎて、約1500人に
達する受講-認定者をかぞえ、今回のような「上級」を目指す方々も
どんどん増えているようです。
私としては、そばに興味を持つ方が増えてくれることには全面的に賛成ですから
折を見てご協力はさせて頂いてきました。
ご参加の方の中には、既に当方横浜のお店にもお見え頂いた方や、教室に
お越しの方など、旧知の方もいらして、そばを通じたご縁に感謝しています。
今後も、「江戸ソバリエ」の活動が我々の業界を活性化してくれるとともに
「そば」という人を魅了してやまない、この不思議なものを更に広めてくれる
事を願っています。