「鴨南蛮」と「鳥南蛮」 |
上の写真は某店の「鴨南蛮」です。
多くは、鴨肉は「ダキ」と呼ばれる胸肉を使います。
昔は冬の種物とされてきましたが、今ではほぼ通年提供されています。
真鴨ではなく、「合鴨」を使うものが一般的です。
独特の風味と、ネギとのマッチングが魅力の種物です。
いわゆる「鴨せいろ=つけ鴨」も美味しいものですが、寒い季節はやはり
こちらが向くでしょう。
こちらは某店の「鳥南蛮」です。
別名「鳥そば」「かしわ南蛮」「若鶏そば」などとも呼ばれます。
注文を通すと「かしわ1杯」などと声がかかるお店もあります。
いわば、「鴨南蛮」の代用品です。
勿論、これはこれであっさりした味わいは悪くありません。
値段は?
お店や使っている具材のグレードによって違うことが前提ですが
やはり、鴨南蛮は1200-1800円前後でしょうか。
上の写真のものは1650円でした。
ちなみに鳥南蛮は、大体800-1200円くらいでしょうか。
下の写真のもので、820円でした。
たまたま食したこの2品(お店は違いますが)が丁度2倍程度の「価格差」です。
2品を置くお店も多いようです。
注文する場合は勿論、好みで決めれば良いのですが、懐具合で、
ということもあるかも知れません。
当然「鴨南蛮」=「鳥南蛮」ではないのですが、誤解されている向きも
多少あるようです。