国産蕎麦をめぐって |
使わざるを得ないかもしれません、と言う趣旨で書いた所、お問い合わせを頂いたり
思わぬお店から、国産の依頼があったりと、反響の大きさに驚いています。
要は、国産が全く無いわけではなく、量と価格さえご納得頂ければ、当方では
手配は可能と言う事です。
但し、来年夏までの消費量を考慮すると、現状、上記のような措置を取らざるを
得ないと言う事です。
やはり、幾つか業界での情報が入って来ていますが、もう既に国産オンリーでは
厳しい製粉所も出始めたようです。
当方では、幸いに上記のように条件付ではありますが、
「国産オンリー」の確保も出来てはいます。
また、先日書いたFI種の米国産を合わせるにしても、1-2割です。
圧倒的に国産の比率の方が、高いのはこうした形でのご提供でも確実な事です。
今後、国産を偽る事などが、この業界でも無いとは言えませんので、是非慎重に
客観的な情勢を、冷静に見て判断してほしい物です。
国産原料が激減している中、そう簡単に国産のみの物は今後は手に入らないのが
実際の所です。
某県産は、作柄が悪くないので、地元の製粉所なら大丈夫と言う話も聞いていますが
全国の玄蕎麦全体の比率から言って、この先どこまで持つかは大きな疑問です。
HPなども、一般向けが多いので現在の正確な情報を載せている
製粉所は殆ど無いようです。
当方でも、こうした措置は初めての事です。
今年の情勢は、そう安易に考えて良い物ではありません。
ご商売をしている方は、特に注意をして欲しいと思います。
もし、何か間違いがあれば、思わぬ被害をこうむります。
そうしたことの無い事を願っています。