今年も国産ソバの状況はかなり厳しい |
新そばは、まだ完全とは言えないまでも、徐々に当方にも入荷しつつあります。
勿論、今の時期の新そばは北海道のみです。
(本州産新そばと称しているところも一部あるようですが、これは一部
夏新とも称する当方でも紹介していた「夏蕎麦」のことでしょう)
問題は、当初8月の豪雨や、暑さで1―2割減と見込まれていた、収穫量が更に
かなり落ち込む事が、ほぼはっきりしてきた事です。
地域的には、半分程度というところもあります。
相場も、これを受けて、昨年の大不作並の高値相場で始まっています。
昨年が稀に見る不作でしたから、今年には期待をしたかったのですが、現実は
相当厳しい状況です。
やはり、天候、気候がもう以前のように平準化しない事が、最大の要因でしょう。
これからの状況の推移を見守り、確保に努めるしかないのですが、国産ソバの
半分を占める北海道でこういう状況だと、本州で収穫される11―12月以降で、
物が出てきても、相場形成はかなりシビアになる事が予想されます。
今後は、ある程度こうしたことは覚悟しなければならない
時代になったのかもしれません。
要は、簡単に「国産ソバ」は手に入らない状況になってきているということです。