中国はそばでも影響大 |
昨日の続編で、そばの原材料について現状の話です。
今は、何かと言えば「中国」です。
そばの世界でも決して無縁ではありません。
日本はそばの原材料をおよそ7―8割外国産に頼っています。
その大半が、中国産です。(その他は、北米、オーストラリア等南半球他)
ここへ来て、色々な要因からこの中国産そばも風雲急を告げています。
幾つか挙げると、中国国内でそばの作付けが減っている-端的に言えば
もっと儲かるものにシフトしている。
ロシアなど、そばを大量に消費する国から、自国が不作の為の
買い付けが入っている。
中国国内でも、健康食として消費量が増えている。
昨今の日中関係の影響で、通関業務などで遅滞が生じている。
等々です。
当方では、中国産は原則使用はありませんが、これもそば業界全体には、
大きく影響を及ぼす現象です。
国産も2年続きで、不作の今年、輸入物に頼らざるを得ない面が出てくるのはある意味
仕方が無いところです。
しかしながら、このように輸入の大きな割合を占める、中国産が安定しないと、直接使用して
いなくても、間接的に影響を受ける事は確実です。
こうした状況では、国産を含め相場にも当然安くなる要素は、出てきません。
そばを巡る状況は、近年まれに見る厳しい状況となっているのが現実です。