メニューのこと―季節の変わり目 |
メニューの事は書けばきりがないことです。
今の時代は、昔ながらの蕎麦屋の定番メニューも大事ですが、その店の特色や
今の時代のニーズに合った物を模索する事が大切です。
いわば、マーケテイングが不可欠な時代です。
また、季節性の事は何度か書いていますが、例えば、今の時期-冬の始まりであれば
温かいものを、当然多少増やしていきます。
元町の店で言えば、いわゆる「鍋焼き」的なものを導入しています。
また、出身の店では、例えば茨城県水戸市の「蕎ヱ門」さんでは牡蠣の土手鍋的な
物を提供していると先日お話がありました。
大阪の「蕎麦切 いもせ」さんでは、きのこを使ったそばが好評のようです。
皆さん、それぞれ工夫されているようですが、そば屋はこれだけ、という固定意識が
強すぎると、今のお客様のニーズには答えられないと言えるでしょう。
奇抜なことをする、と言う意味ではありませんが、常にマクロでは時代性、ミクロでは
季節性などを考慮して随時、メニューを検証していくべきでしょう。
企業がヒット商品を持っても、その定番だけでやっていける企業は少ない物です。
常にその先を見ていかないと、いけないのはどの業界も同じだと思います。