開業計画書 |
プロコースにご参加の方は、そば屋開業を目指す方が多いのですが、開業の
計画をコース参加までに立てている方は少ないものです。
先ずは、プロコースを受講してその中で知識と技術を蓄えて、計画を一気に
練り上げる方も多いものです。
逆に、参加までに緻密な計画を立てた上でご参加の方は、業界情報や数多くの
お店を訪ねて、各店の特徴をリポートしたりしています。
その方の性格もあるので、どういう進め方が良いかは一概に言えませんが、
内容の程度差はあれど、具体的に開業する前には融資が必要な方はその交渉
材料として、どうしても必要になります。
また、私も良く話しますが、もし融資が不要でも開業計画書は作った方が
ベターです。
何故かは、自分の商売、事業、お店の姿が具体的に見えて来るからです。
いわば事業の設計図です。
何を作るときもそうですが、設計図があったほうが作りやすいのは理解しやすいと
思います。
これに沿って、作業を進めていけば、計画通りに進んでいるのか、そうでないのか
が分かります。
開業の時だけでなく、開業後も都度進行の具合を見ながら、修正を図るにもこうした
計画書は良いガイドになります。
もしそこまで考えていない、という方もそういった物を作る手がかりは講習の中でも
お教えしています。
また、コース終了後もそうしたフォローアップは随時行っています。
何度か書いていますが、そばを打つ事は大事な事ですが、お店を立ち上げるにはこうした
事も大変重要な要素です。
最近、出身者からご自身の開業計画書を見せて頂く機会があり、これが完成された
素晴らしい物だったので、再度私もこの重要性を再認識しました。