そばが国境を越える |
丁度昨年の今頃、香港でそばの講習を実施しました。
早い物で、もう一年です。
本当は、このブログでも書いたようにこの6-8月も香港での講習予定が
ありましたが、震災の影響で中止とせざるを得ませんでした。
そして今月、韓国からプロコースを受講される方がお見えです。
何か不思議な感慨を覚えます。
国際化は今では珍しいことではありません。
何度か書いているように、教室も日本在住または、来日して
の外国の方は何人か受講されています。
ただ、日々一生懸命日本語を勉強して、質問をされる韓国の方を見ていると
1年前の事を思い出します。
香港でも、英語と中国語と日本語が飛び交う中、皆で楽しく講習をこなした
事が蘇ります。
どういう形にせよ、国際化は進むのでしょう。
そばは他の国でも沢山穀物として消費されています。
ただ、日本のような手の込んだ手打ちそばという技術は余りありません。
まだまだ時間が掛かるとは思いますが、いつの日か日本の手打ちそばが
世界各地で食されるようになっている事が、先々実現する事を願っています。
勿論、日本での各国料理と同様に「郷にいれば郷に従う」ことはある意味大事だと
思います。
多少形を変えながらでも、是非広がって欲しいと思っています。
勿論、日本に来て本来の手打ちそばの姿を知ってもらう事も大事ですが、
両方がバランスよく進むのが理想的なことでしょう。