取材の用意色々 |
今日は午後からそば専門誌の取材を依頼されています。
場所は元町の一茶庵。
内容は、現在の横浜の教室を含めた「教室」出身者の系譜や、教室の経緯、
そもそもの教室開設者でもある、祖父-片倉康雄の関連しての取材も
あるようです。
写真のそばは、片倉康雄製作もしくはデザインの器に盛り付けた「柚子きり」
です。
我々の教室は、こうした物の象徴されるように、単に「そば打ち」だけを
教えるのみではありません。
特にプロコースでは、そばを「食文化」として捉えた、祖父の考え方の流れを汲む、
器のこと、道具のことなども講義で取り上げ、実習でも体験したいただきます。
また、初期の頃から講義では経営関係の講義も行っており、お店を開業、経営
するには、技術だけが必要と言うわけではない事を、認識させられます。
こうした考え方に基づきながらも、時代の変化に伴う数値の捉え方や、より良い
機器の導入など、柔軟に授業内容は適宜修正してきています。
当然、技術は最重要課題ですから、そば打ち等は明確な数値や、より具体的な説明
に基づいて、経験のない方にも理解して頂けるよう授業を進めています。
こうした取材は、準備も色々しなければならない事もありますが、今まで進めてきた
事の我々自身にとっても「再確認」の意味があると感じています。