失敗しても良いのです-教室シミュレーション |
今期もプロコースは最終週に入っています。
そば打ちの仕上げと共に、実習面では営業を想定した「シミュレーション」を
始めています。
注文を通して、そばや、料理を作って出していく「流れ」のトレーニングです。
そばを打つ事が上達しても営業を考えた場合は、これが大きな要素になります。
教室では段階を踏んで、進めていますからいきなり「難しい」注文が入る事はありません。
但し、今週後半位からは、やや「難度」を高めた物もトライしてもらいます。
ただ、誤解なきようにしてもらいたいのは、決して「失敗」や「間違い」をしてはいけない
と言うことではありません。
むしろ、ここで間違って覚えていたレシピや、自分の癖などを知って、直すきっかけにして
欲しい、と言う事が1つのテーマです。
その点では、どんどんある意味失敗して欲しいと思います。
我々もそれに対しては、どうしたら失敗や間違いをしないように出来るか、また具体的な
「防止対策」も示唆する事ができます。
また、本番の開店直前にはこうしたトレーニングが必ず必要です。
その際の進め方、チエックすべき点なども伝えているつもりです。
飲食経験者やプロのそば屋さんでも、このトレーニングはなかなか上手くはこなせない
事もよくあります。
場所が変わり、仕事の流れが違うと、それも致し方ないことです。
こうした「プロ」も謙虚になって勉強しようとする姿勢を持ってくれる事は、見ていても
嬉しく思います。
失敗や間違いの経験から自分の現状を知る-その原因を理解する-対策を考える。
おおまかですが、こうした流れや考え方の習慣を身につければ、開業してからも
常に「考える」ことで成長していけるお店になる事が出来るでしょう。