三陸の地の想い |
昨年の3月以来、東北を中心とした被災地の写真は、私も数多く目にしてきました。
ただ、今回プロコースに宮城県の沿岸部からご参加された方の付近の写真を拝見した時、
その被害の大きさを実感しました。
お店とご自宅周辺はかろうじて残っているものの、1階部分は浸水して現在でも
青いビニールシートが貼られている家が点在しています。
また、少し位置が違うだけで、もうそこは何も残っていない風景が広がっていました。
この地で生き残った者の「使命」としてお店を復活させると言う、想いを強くもたれた
この方の勇気、周りの方の応援が今回の受講、これから再開店への原動力でしょう。
今回の震災がなければ、この方の生き方も変わっていたかも知れません。
ピンチ、と軽々しく言えませんし、チャンスに変えてなどとも言えない事はよくわかって
いるつもりです。
ただ、今回の辛い経験がまだ長く続くこの方の将来にとって、結果的に
プラスになってくれればと思うだけです。
勿論、必要な応援はしていきたいと思っています。
今はただ、この方が彼の地でお店を再興させようと誓ったその勇気と決断に感銘を
今更ながら覚えるばかりです。
真面目で明るい人柄はこれから、彼の地できっと沢山の方の支持を得られる物と
信じています。
大げさながら、同じ「日本人」としてまさに絆を感じ、誇りに思っています。