商売の姿-まっとうな道 |
ある方から頂いた本です。
著者の「サイン」も入ったものなので大変感謝しています。
静岡の富士市で、「生ぜりー」が看板商品のお店の店主の商売に対する考え方
をまとめた内容です。
販売している果物や、「生ゼリー」の品質への拘りは半端ではなく、同じ「食べ物」
を扱う者としても、敬服するところです。
それ以上に参考になり、素晴らしいと思うのは、商売への姿勢で、幾つもあるのですが
中でも、「量は追わない」「規模を拡大しない」ということです。
このお店の商品は、多くのテナント出店なども断わり、富士市の店舗と「ライブ販売」
と称した出張販売しかしません。
なぜ?という問いかけには「儲けるためにたくさん作り、賞味期間を長くし、味の質の低下
に繫がる」と言う方針からしないそうです。
他にも、今の時代にこそ必要とされる小規模ビジネスの「肝」がたくさん書かれていて
参考になります。
この著者で、杉山フルーツの経営者=杉山清氏のレベルの高いポリシーは全て真似は
出来そうもありませんが、「まっとうな」商売と言うのがどんな姿なのか、大いに参考に
なります。
私もネットや他の本でも多少存じてはいましたが、改めてその商売の本質を知る事が
出来ました。