感性マーケティング~モノから心へ |
そば屋も商売です。
お店で食事をして頂くのですが、いわば、そばを最終的には
「売る」と定義づけられるでしょう。
この本は今の世の中の単純に「物を買う・売る」と言うことが変化して、
これに「体験」や「心」が動いて購入に至るといった状況になっている
事を多角的な視点から論述しています。
例えば、今日解禁の「ボージョレヌーボー」などは典型的なものでしょう。
味は大事ですが、その解禁日に味わう事を皆と楽しむ、と言う経験を買うと
言えるでしょう。
そば屋でも、このブログでも何度か書いているように、お店の設えや雰囲気、
提供の仕方などで、「心」に響くものがあると、お店のファンになって
くれる可能性が高まります。
この本の著者の作品は大体読んでいて、以前横浜で開かれた講演会にも行った
ことがあります。
時代の変遷はあるものの、人が物を「買う」という経緯を良く分析した見方は
納得できる面が多々あります。