器の消耗 |
元町の一茶庵もオープンしてから11年目を迎えます。
この間も適宜行ってきたのが、「器」のメンテナンスと補充です。
長い期間、営業していると使っている器も破損したりして、使用に耐えない状態
になってしまうものもあります。
漆器の器や湯桶は、「塗り」を再度施すことで「修繕」が出来ます。
但し、費用はもちろんですが、時間も結構長くかかります。
陶器などは、金接ぎなどで、多少の修繕は可能ですが、なかなか時間もない
のが実際で「補充」が主になります。
当方では、いくつかの窯元などのものを使っていますが、ほとんどの物が
同形で補充がきくので、助かっています。
ざるなども、多少のほつれなどは修繕は出来ますが、限界はあります。
お店を開く際には、先々の「補充」が可能かどうかも含めて器の選定を考えることが
必要です。
使用しているうちに傷んだり、割れたりはどうしても起こります。
「作家もの」の器を使うのは良いのですが、同じもので補充が出来るか、という
視点も多少持つことがお店では重要です。