最近の報道から・・・異物混入のこと |
ここ最近、マスコミで報道されている「異物混入」。
最初は大手ハンバーガーチエーンの事象が多々、出てくるようでしたが
その後は他の企業や製品等々での発生が報じられています。
私も商売柄、食品業界の方々などと接することも多く、以前からこうした問題は
聞いていました。
また、異物混入の発生状況をまとめた資料などを見る機会もあり、かなり発生
していることは一応認識はしていました。
「異物混入」は飲食店でも発生します。
もっとも多いといわれるのは、「毛髪混入」です。
これは、調理側での発生か、席に運んでから来店客による発生か、見極めは
難しいのですが、頑なに店側が反発することも実際は出来ませんし、するべきでは
ないでしょう。
こうしたことを防ぐため、店では調理帽などをかぶった方が良いでしょう。
また、今回も多く出ている、グリルや焼き台の掃除の際の削りカス等、
虫などの混入は調理場内のチエックを強める、目視によるチエックを
出来れば複数の人間で当たるなど、を徹底するしかありません。
勿論、その前提として害虫駆除などを怠らないことです。
当方の店でも営業時は、定期的な専門業者による駆除を行っていました。
これでかなりの発生は抑えられたようです。
また、不幸にしてこうしたことが発生した際は、まずは謝罪をきちんと行うことです。
原因は、特定できないきともありますが、トラブルの基本としてできれば、人を
変える、場所も可能であれば、変えるなどをして、落ち着いてお互いが
話せる環境をつくり、代金の扱い=程度によりますが、割引、無償等を検討します。
また、謝罪の意味のサービス=別品の提供、次回来店時の割引等々など、
ケースバイケースですが、店としての真摯な謝罪の姿勢を見せることです。
(大きな問題になることは避けたいものですが、保険や共済でこうしたリスクを
補償する制度もあります)
食品、飲食業界では長く続く問題ですが、完全にゼロにすることは難しい
かもしれません。
お店を運営する側は、やはり発生時の対応を想定しておくことが必要でしょう。