「ベルク」の本 2冊 |
ベルクHP
新宿駅東口地下通路で長く営業するお店の本が、文庫本として2冊出版されています。
第2弾の{「食の職」新宿ベルク}がつい最近出版されたところです。
「ベルク」は私も以前数回立ち寄ったことがあります。
2冊の本では、このお店の特徴やメニューや食材へのこだわりなどの説明、
開業の経緯、お店の営業方針などが広く2冊にわたって具体的に解説されています。
このお店の最たる点は、「個人店」だということです。
単独のお店として、個人の飲食店がするべきことが多々記されています。
これは、業種を問わず、飲食のお店を開こう、あるいは営業している、という
個人の方には、非常に参考になる内容です。
メニュー作り、店づくり、掃除、アルバイトなど従業員のことなど、はこのお店を
経営されている方も、根っからの飲食店経営者ではなかったため、
いわゆる「素人感覚」をもって、仕事をされています。
勿論、新宿の一等地にあるので、立地に恵まれている、ということはありますが
その出店の経緯、そして駅ビルなどとの立ち退き問題なども記されており
こうした場所であればこその、課題もあるのが見て取れます。
「食」や「お店」などを考えるヒントがたくさん詰まった本だといえるでしょう。