お店の営業日、営業時間は自由です・・・某カフェのこと |
横浜で評判のカフェで当方事務所の近くにあるお店は、平均すると1週間の内に
2-3日しか営業していません。
原則営業日は水―金だけですが、夏季は1か月以上休み、その他の時期でも
半月以上休みということも珍しくありません。
ちなみに営業時間も午後1-5時くらい、という短さです。
いわば「とてもハードルの高い店」としても知られています。
それでも、このエリアでの評判は断トツナンバーワンのお店です。
私も一度だけ以前伺いましたが、雨の日でもかなりの盛況ぶりでした。
殺風景な場所で、特に立地も良いわけではありません。
こんな営業形態でも存続していけるのは、私なりに考えると、まず提供している
もののクオリテイが非常に高い、ということが第一です。
コーヒーやスイーツのレベルの高さはかなりのものです。
また、すし屋の居抜きとも思える店舗はセンス良くまとめられています。
お店の個性的な設えも根強いファンをつかんでいる要因なのでしょう。
また、詳しくはわからないものの、某法人が経営母体となっているようで
「不規則営業」でも採算が合うのか、と他人ごとながら思っています。
こうした不規則営業や短時間営業を推奨するわけではありませんが、蕎麦屋を
開業するときにも、必ずしも長い時間や日数の営業が義務付けられているわけ
ではありません。
これを決めるのは、ひとえにお店の店主の考え方一つです。
セカンドライフとして、リゾート地等で開業する方の中には、こうした短日、
短時間営業も時折見受けられます。
経営的な裏付け等は必要ですが、きちんとした物を提供し続けてこつこつと
継続する、ということも価値観としては有意義なことだと思います。
定年後の蕎麦屋開業という言葉が、一時、ブーム化したこともありました。
しかし、体力的な不安などもあるのは事実です。
どうも固定観念として「お店はいつも開いているもの」という考え方があることも
一因のように思えます。
近所のカフェを見ていて、決してそうでなくとも良い、ということを最近考えさせ
られています。