この季節、原材料の品質安定に注意 |
関東も梅雨に入り、雨の日も多くなっています。
毎年のことですが、こうした時期からそばの原材料の品質がやや不安定になる
ことがあります。
昔よりも、原材料の保管技術が向上したことから、そのブレの幅は小さくなりましたが
それでも、やはり相手は自然のモノですから、毎年その状態は違います。
今年は昨秋のソバの不作から、国産原材料の数量不足が長引いています。
従って、よりこの時期安定度を保つのが難しくなっている傾向があります。
元々の原材料の状態、加えて保管状態などでもかなり変化してくることがあります。
風味や食感はもとより、つながり難くなることもケースとしては想定出来ます。
私も、まったく当方とは関係ないお店ですが、「手打ち」でかなり短く切れたそばを
見たお店は今年数店に上っています。
梅雨時なので、打ち場や粉など原材料の保管場所を冷房で「冷やす」こともありますが
並行して「乾燥」が進むことも想定されます。
常に状態を見ながら注意を払うことがこの時期必要といえるかも知れません。