そば打ち技術習得と睡眠 |
そば打ちの練習を始めると、とにかく「数」を打たなくては!と意気込む方も
多いのが常です。
気持ちはよくわかります。
勿論、練習を始めた最初の段階は、繰り返し、疲れない程度に数を打つことも
重要だと思います。
それは基本的な、手順や道具の使い方や感触などを身に付けるには必須と
いえるでしょう。
しかし、ある程度基本がわかってからも、闇雲に打っても上達しないことも
ままあります。
スポーツや楽器の練習、語学の習得でも言われることですが、ポイントは
「睡眠」も大きな要素だということです。
睡眠中でも「レム睡眠」といわれる状態の時に技術のインプットが行われる
という考え方です。
従って、寝不足などでより深い睡眠である「ノンレム睡眠」が多くなると
体で覚えた記憶が脳にインプットされにくくなる、ということが言われます。
そば打ちも、へとへとになるまで打つよりも、適度な練習を行って質の良い
睡眠をとる、ということがとても重要な要素だと私も感じます。
早く覚えよう、うまくなろう、という気持ちが逸るのはよくわかりますが、何事も
オーバーワークは良くないことがある程度納得できる考え方です。
一応、我々の教室では、そうしたこともある程度踏まえて練習回数等を設定している
つもりです。
納得を頂ければ嬉しいのですが・・・。