熱海市 蕎麦あさ田へ・・・ |

熱海は、当教室が一時伊豆高原にあったことから、東京と伊豆を行き来する中継駅
で、慣れ親しんだ場所でもあります。
この駅の近くに昨年、かなりレベルの高いお店ができたようで、
ずっと気になっていました。

駅を出て、徒歩で2-3分の場所に位置しており、とても便利なところです。
お店の「構え」というのは、規模の大小にかかわらずとても大事な要素です。
こちらは、さすがに多々有名店を担ってきた方の設計であり、
レベルの高いセンスが感じられます。
外観からも、美味しいものが頂ける、という予感を感じさせてくれる雰囲気が
漂っている、という印象です。

口開けで伺いますが、私のあとからすぐにタクシーのご案内-推薦?で
到着の年配のグループ客も入店して、すぐにお店はにぎやかな状態に・・・。
カウンターの端に座って、メニューを拝見します。
豊富な酒肴メニューもあり、お酒の種類もたくさんのようで、夜も楽しめる
お店であることがお察しできます。

お酒は注文しませんでしたが、まずは「比叡ゆば刺し」を頂きます。
当方の横浜のお店でも好評だった「京湯葉のお刺身」に通じる、瑞々しく芳醇な
味わいです。

続いてこれも、当方でも人気メニューだった「桜海老のかき揚げ」を頂きます。
サクサクした食感と、静岡特産の桜海老の独特の香りが良い逸品です。

「せいろそば」も三つ山に盛られたスタイルで、当方の形を彷彿とさせてくれます。
丁度良い太さ、食感とそばの甘みが感じられて汁も良い具合の仕上がりです。
そば湯を頂いて、続々と入店される方々を気にしながらも居心地の良いゆったりとした
カウンターや個室風のテーブル席と、意匠の凝らされた店内を眺めます。
また、調理場内は見えない席でしたが作業の「音」を聞いていると、
当方とはご縁の無いご店主だと思いますが、当方の仕事の流れに通じる
親和感を感じます。
お店の前の病院は先代が息を引き取った場所であり、感慨も覚えますがそんな
所にこうしたお店ができたのも、何か妙な繋がりを感じてしまいます。
まだお若いご店主のようですから、今後が大いに期待できるお店だと感じました。

結構昔から熱海は知っていますが、しばらくぶりに訪ねると観光客も車も多く、
活気が戻っているのに驚きました。
一時、かなり寂しい雰囲気になっていた時期もあったので、とても良いことだと
率直に感じます。
ほんの数年でしたが、教室の関係で静岡県民だったこともあり、こうしたお店
を知ることができて大変嬉しく思っています。
お店(蕎麦あさ田)参考ページ