東京 文京区小石川 蕎麦きり はるきやにて・・・ |
6月のこの季節になると、日が延びて、夕方6時頃の東京はまだ十分明るい位です。
久しぶりに文京区の「はるきや」さんへ伺いました。
この日は、私の高校と大学の同級生と久しぶりに会うことになり、彼のリクエスト
もあり、私としては、2年半ほど前の開店間もなくの頃に伺って以来の訪問となりました。
待ち合わせよりもあえてやや早く到着して、ご店主としばしお話をさせて貰いました。
最近は平日は夜のみの営業に変更となったことの経緯や、マスコミにも登場される
機会も多くなっているので、そのあたりの反響などもお聞きしました。
約2年半ほどのキャリアですが、長くこの地を知り、商家出身のご店主は
風格さえ感じさせてくれる頼もしさです。
お店も、きれいな状態が保たれており、上品さと包まれ感のある心地よい雰囲気
が感じられるのは、女性店主のもと、スタッフも女性が多く、細やかな気遣いの
なせる故のことでしょう。
到着した友人とは、長く会っていなかったにもかかわらず、SNSで繋がっていること
もあり、そうした時間のギャップを感じさせず、本当に積もる話を楽しくさせて貰いました。
その間も、ご店主の心を込めた素晴らしい料理の数々と、厳選された銘酒を頂きました。
また、接客の方も適度な距離感で心遣いを頂き、気持ちの良い時間を過ごせました。
あっという間に閉店の時刻となり、締めのそばを頂きます。
店主渾身の群馬産常陸秋そばは、素晴らしい風合いと味を湛えており、口に含むと
上品な香りが抜けてゆきます。
そばを打つ水は勿論、茹でる釜の水までもこだわりを貫いたお店の
心意気は素晴らしいいものです
丁寧に作られた汁も、そばを引き立ててくれます。
この日はあえて、料理やお酒等の写真は撮りませんでしたが、器使いも見事で、
お店の雰囲気とのマッチングを綿密に考慮したものだと感心しました。
開業以来、研鑽を重ねてきたご店主とスタッフの皆さんの努力には敬意を表したい
と改めて感じました。
「食」を楽しむことのキャリアも相当な友人にも、満足して貰えたようでした。
私自身もこのお店からそう遠くない都心で生まれ育ち、地元の学校の同級生と
数十年の時を経て、こんな素晴らしいお店でひと時を過ごすことができたことを
感謝するとともに、ここまでの全ての巡りあわせに大きな感慨を覚えました。
蕎麦きり はるきやHP