2018年 03月 21日
「人手不足」をどう考える・・・ |
最近は、お店を訪ねた際のメニューなどをこのブログで紹介することも
多くなっています。
手打ち店からチエーン店、多くの業態のお店に行きますが、どこでも時折
見かけるのが「人手不足」の実態です。
先日行ったお店でも女性店主が調理から接客、会計まですべてを一人で
こなしていました。
案の定、そのお店のHPにはパート募集の告知がされています。
結構固定客もついて、繁盛していながら、もう一人接客担当がいれば、
随分と助かるだろう・・・ということは感じます。
また、これはブログで紹介したお店ではありませんが、都内の中規模店では
立地もよく、予約客やコース需要もあるにもかかわらず、稼ぎ時の日曜に
接客担当がおらず、やむを得ずということなのか、本来は調理場で働いている
と思われる若い男性が臨時の接客担当になり、慣れないレジ操作や
接客に悪戦苦闘・・・という光景が見られました。
来店客も店を気遣ってか?黙ってじっと待つ方が多いようでしたが・・・。
今に始まったことでなく、今やどの業界も人手をあてにできないご時世です。
このブログでも何度か書いているように、特に個人店では「人を雇う(使う)
という店の運営は少なからず、リスクを抱えることになる」
という認識を持つべきだと感じます。
まあ、無理に店を小さくというつもりはありませんが、必要以上には
大きくせず、運営面でも最悪「一人でも回せる」という想定をして
置くべきでしょう。
私も経験していますが、メニューの差し替えや接客の最低限の内容は
調理担当者も知っておく、できる状態にしておくことも必要でしょう。
安易に、とは言いませんが、単純に「パートを2人入れて・・」という
店の運営方法は、個人店においてはそれだけでもうリスク一杯、ともいえます。
家族が手伝ってくれる、というケースは心強いことですが、これも
万一の際は想定しておくべきでしょう。
老舗店や大型店、チエーン店等は「募集力」や知名度、長年の人脈等で比較的
人を確保していることも多いようですが、小規模店や開業から年数が浅い
お店は、人員不足の傾向も強いように感じます。
売上規模や店の運営基盤そのものにも影響する要素なので、軽々には言えない
のでしょうが、慢性的な人手不足は既にコンビニや大規模店などでみられる
外国人労働者の是非なども含めて、今後真剣に考えなければ
ならない課題なのでしょう。
当方でも営業時はいわゆる「外国人」の応募はお断りしていましたが、そうも
言っていられない、状況ともいえるかもしれません。
by issaan2006
| 2018-03-21 08:17
| そば屋開業