東京 麻布 更科堀井へ・・・ |
創業から230年を数える老舗です。
江戸3大暖簾-藪・更科・砂場の一角を占める有名店でもあります。
歴史等はこのお店のHPなどや、いわゆる「そば本」に詳しく解説されて
いますので、ここではあえてそうした紹介は避けておきます。
週末の口開けに行ってみましたが、既に行列が出来つつあり、店内は
満席に近い状態でした。
かろうじて、中央の丸型の大テーブルに空きがあり、1人ゆえに
座ることが出来ました。
数年ぶりに来てみたので、看板メニューでもある「さらしな」
(930円)を注文します。
家族連れ、団体客、一人客、外国人など様々な来客で店内はにぎわって
います。
ややしばらくあって、「さらしな」が運ばれてきます。
上品で、きれいな姿はいつ見ても良いモノです。
口に運ぶと、ほのかな甘みが感じられます。
このお店で「さらしな」を初めて頂いたのはもう数十年も前でしたが、
その頃は、失礼ながらここまでの人気ぶりではなく、ある意味ちょうど
良い感じの混雑具合だったように思います。
昔は、店内がもっと広く見えたものですが、超混雑ぶりからかやや狭く
感じるほどです。
店内でもウエイテイングの方が増えてくるので、早々にお店を出ましたが
店前は既に行列となっています。
麻布十番も名物の温泉が無くなり、歩道もきれいになりましたが、
何とも言えない、他の場所と違う独特の空気感が薄れたようにも感じました。
以前は地下鉄もなく、都内でも不便なエリアでしたが、こうした交通の
利便性のアップも街への来訪客が増えた要因なのでしょう。
地下鉄のない時代、六本木交差点から芋洗坂を下ってのんびりと、
この十番まで歩いたことがもうすっかり昔のように感じます。
麻布の高台にあった都立高校ヘは、よく部活の試合でも訪れた記憶があります。
その頃も、自分が住んでいた神田と比べると大使館などがあり、外国人も多く
お洒落な街だなあと感じたものです。
そんなお洒落な街に「更科」を名乗るお店がある、その風景は今も
健在のようです。
更科堀井HP