創業30年余り-久しぶりの再会 |
この店のご主人は私の父親が営業していた「西神田 一茶庵」で修行し、その後
祖父の片倉康雄に師事しました。
昭和52年の創業ですから、もう32年目と言う事になります。
私もご主人とは十数年ぶりの再会でした。
もう60代かと思いますが、相変わらず元気で快活に仕事を奥様とされていました。
この店は石臼挽きの上質の蕎麦と、夜は一茶庵伝統の浄撰鴨すき鍋で有名です。
この日も、鍋と蕎麦やそば料理などを充分に堪能させて頂きました。
祖父に師事したので、お品書きや器など色々と祖父の「作品」が店にはあり、頑なに
蕎麦の道を一途に進んできた足跡が、至る所に見受けられました。
ご一緒した方々も、ご満足頂いたようで、大変有意義なひと時でした。
浅草寺の裏で、昔ながらの街並みの一角にさりげなくある店なので、初めての方は
分かりにくいかもしれません。
ただ、ご夫婦でマイペースで仕事をしていますので、このままの雰囲気を保って
行ってほしいものです。
東京の蕎麦店のガイドブック等には殆ど紹介されているほどの有名店になりましたので、
興味のある方は、何かで調べればすぐに分かると思いますので、敢えてここでは
所在地等は割愛させて頂きます。
一茶庵の原点に最も近い形のお店と言えるでしょう。