追い打ちの台風・・・ |

大型で強力な台風21号が日本列島を直撃しました。
各地で被害を発生させたようですが、北海道付近へも向ったことから
ソバ収穫期の作柄に大きな影響を与えそうです。
業界情報では8月下旬の時点で下記のような、かなり厳しい見通しが出ています。
状況が良くなることは、残念ながらないような状況です。
今年は、久しぶりに相当厳しい原料相場と調達状況になりそうです。
「国内ソバ生産の約半分を占める北海道地域では7月初旬、日本海側北部を
中心に大雨が集中。深川と沼田など雨竜川や旭川市にある石狩川が氾濫して、
甚大な被害が発生。
特に主産地の上川・留萌・空知管内は圃場が冠水する等の被害が発生。
また、6月中旬から7月中旬にかけて降雨が続き、根腐れ等の生育不良が発生。
さらに例年に比べ丈が低い状態で開花。
又、開花期の7月下旬に高温が続き、昆虫が減少して受粉低下も懸念。
以上の状況から、今年の北海道産ソバは例年にない天候不順から収量減を予測。」
本州各地の他の産地からは、北海道とは播種時期が異なるので、
まだこうした厳しい見通しはないようですが、今回の台風で被害を
受ける地域でも、やはり影響はゼロではないでしょう。
北海道の産地からは、台風通過前の段階でも、今年はかなり厳しい見通し
であることを伝えられています。
まだ、現地は暴風域にあるようですから、状況把握はもう少し先に
なりそうですが・・・。